マンモグラフィって?

現在、食生活の欧米化などによって、乳がんにかかる人も乳がん死亡率も年々急速に増えています。
マンモグラフィとは乳房専用のX線撮影装置のことで、乳がんの発見・診断に多く利用されています。
マンモグラフィ検査は、乳房をアクリルの圧迫板で片方ずつ挟みこんで出来るだけ薄く圧迫し、撮影します。

こんな人は特にご注意!!

・初潮が早い、または閉経が遅い
・30歳以上で未婚である
・未産、高齢出産、または子供の数が少ない
・高カロリー、高脂肪、高たんぱく食を好む
・肥満気味の女性
・姉妹、母、祖母、おばで乳がんにかかった人がいる

なぜ乳房の圧迫が必要なのですか

乳房の厚み、大きさ、硬さ等により個人差はあります が、圧迫時に痛みを伴います。
しかし乳房を均等に圧迫することで、乳房の中の組織をより見えやすくしさらに、放射線被曝量を減らすというメリットがあります。

放射線被曝による危険はないのですか?

X線検査ですので放射線被曝はありますが、乳房だけの部分的なものです。
1回の撮影で乳房が受ける(吸収する)放射線の量は、東京からニューヨークへ飛行機で行くときに浴びる自然放射線(宇宙線)の量のほぼ半分と言われており、被曝によるリスクよりも検診による利益の方がはるかに大きいとされています。

何歳ぐらいから受診を考えたらいいですか?

40歳以上の女性は2年に1回の視触診+マンモグラフィが望ましいとされています。(「マンモグラフィを導入した乳がん検診システムのガイドライン」より)
40代半ばから50代で発見されるケースが多いのですが、最近では20代、30代の女性にも乳がんが見つかるケースが増えています。「若いから大丈夫」とは言えず、女性なら誰でもかかる可能性がある病気です。

*当院ではすべてのマンモグラフィ撮影を女性技師が行っています。

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